3月。

東京すみっこごはん (光文社文庫)

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東京すみっこごはん 雷親父とオムライス (光文社文庫)

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朝が来る

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あまねく神竜住まう国 (児童書)

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冬虫夏草

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きのうの影踏み (幽BOOKS)

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ディック・ブルーナのすべて

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奥様はクレイジーフルーツ

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遠野物語拾遺retold

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0220 九州国立博物館 大公開!沖ノ島展の裏側

2月20日、九州国立博物館で行われたプレミアム座談会と内覧会に行ってきた。

こういったイベントに参加するのは初めてなので、かなり楽しかった。普段は入れない事務室ゾーン、きょろきょろしてしまった。そして、お手洗いから会場に戻ろうとしたら一瞬迷ってしまった。方向音痴か。

 

座談会について。

登壇者は

・伏貫政春氏(展示デザイナー)

・中野完二氏(イラストレーター)

・小島篤氏(九州国立博物館

・梶村美月氏九州国立博物館

 

九国のお二人は貫頭衣で登場。私も島田髷結ってみようかな(笑)。

 

覚えていることを箇条書きで。

・展示のポイントとしては、見る人に違和感を持たれないためにシンメトリーを意識

・考古学系の展示はそのまま文字だけの説明だとわかりづらいので、キャラクターによる説明を入れた。

・オリジナルキャラクターのドリー(オオミズナギドリ)現行デザインまでに10パターン。

・中野さんは様々なタッチでイラストを描かれる方。プロってすごい。

・展示は3部構成。第2部は神話と発掘品の対比。共通点も相違点もある。

古事記日本書紀の文章はそのままだと分かりづらいのでイラスト化。

沖ノ島のみそぎ場を背景に、波を照明であらわす。上陸のイメージ。

 

こんな感じで。

 

続いて、内覧会へ。沖ノ島だけでなく、奈良や大阪の古墳からの出土品もかなり展示されていて、「すごい、すごい!」と大興奮(笑)。

特別に写真撮影も、ブログ掲載も可だったんだけど、私のスホマ写真ではかなりの確率で影が写りこんだり見きれていたりするので、博物館提供の写真を使います…。

 

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これがオオミズナギドリのドリー

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はにわたちが歓迎。

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岩戸山古墳の石人。先日、岩戸山古墳クッションを購入したばかり。

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イモガイ・オニニシ貝製の腕輪もあったのだけど、加工前のイモガイとオニニシ貝の3Dプリンターでの復元品。腕輪入んなかった。当時の人華奢すぎる。

ずっと気になってるんだけど、イモガイは猛毒だそうで。絶対作る過程で何人かは…。南無南無。

 

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こちらからは第2部、神話と出土品との対比。こういったかわいらしいタッチのイラストが続く。

 

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死後の世界でも生前と同じ生活をしていたと考えれていて、この右側はミニチュアかまど。左側の容器にはサザエが入っている。

この絵はイザナミが黄泉の国で食事をしている場面。

地面は不健康そうな虹色にしました(中野さん談)

 

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埴輪の馬。当時の馬は尻尾も鬣も切りそろえられていたとか。ひんべえ。

 

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殉死を止めるために埴輪が考え出された?の場面。

一番左側は王の埴輪。右は農夫埴輪。

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愛犬と一緒に葬られた?捕鳥部万。いつか犬と人が同じ棺から出てくるかも!とおっしゃっていました。

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狩りをする犬の図。間にはイノシシ埴輪もあったとか?

ここでの注目ポイントは、首輪をしていること。当時の人々はペットとして可愛がっていたのね。

この右側の子がちょっとわらっているように見えてしまう。

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沖ノ島の写真を背景に、波が照明で表されているコーナー。

この右側のケースには、奈良県鳥の山古墳の石製腕輪が展示されていた。

これらは、貝輪を模して作ったものらしい。貝は手に入りにくかったのかな。

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ここは鳥居の向こうのスクリーンに沖ノ島の映像(音声付)が流れている。

その下の展示ケースにはいろんな鏡が。

 

盛りだくさんの展示ですごく楽しかった。かなりのみごたえ。新原・奴山古墳群出土の勾玉も美しかった。瑪瑙やら翡翠、様々な材質で作られた玉。

写真は撮ったけど、なかなかね。スマホのカメラと私の腕の限界。

 

ちょうど「勾玉三部作」を読み終えたばかりだったので、とても興味深く見られた。

いつか宗像や福津の古墳群も見に行きたい!しかし遠い!(涙)

 

とても楽しい、充実した1日となりました。参加できてよかったです。

企画された皆様、ありがとうございました。